INTERVIEW

Rejetの最大の魅力に迫る!実績あるIP創出力に投資を決めた。DMM GAMES Ventures投資事例

前回までの記事でご紹介いたしました、DMM GAMES投資ファンド「DMM GAMES Ventures」による実際の投資取り組みの例として、投資先であるRejet株式会社の岩崎さんをお迎えし、DMM GAMES日下部さんを交え、出会いのきっかけや今後の取り組みについて詳しく聞いてみました。

岩崎 大介
岩崎 大介

Rejet株式会社 代表取締役。アメリカに留学後、学校法人千代田学園の企画・プレゼンテーション講師として5年在籍。ヒューネックス株式会社にて、家庭用ゲーム機のディレクターとして幅広く制作を担当、中でも「Vitamin」シリーズは現在の女性向けゲームの草分け的存在として好評価を得る。その後イラストレーター前田浩孝と共に平成21年に独立し、Rejet株式会社を設立。
「DIABOLIK LOVERSシリーズ」「MARGINAL#4」「Dance with Devils」「一血卍傑オンライン」などの企画原案・プロデュース・ディレクションを経て、現在に至る。また女性向け楽曲への作詞数は500曲を超える。

日下部 栄治
日下部 栄治

合同会社DMM GAMES役員 財務経理部 部長。東京大学文学部卒業後、富士通株式会社、SAPジャパン株式会社等にて財務経理実務全般に従事。2015年よりDMMグループに入社。DMMのゲーム事業の財務担当として、経理フローの設計、財務データの品質改善、ゲーム専属経理チームの立ち上げ、DMMグループ再編プロジェクト、M&A等に従事。2018年3月より現職。

確かな関係値と信頼のIP創出力がポイント

まず、出会いのきっかけは何でしょう?

日下部さん:
Rejetさんとは、『一血卍傑』というタイトルを弊社グループ会社のDMM.comOVERRIDEと共同開発した時からのお付き合いになりますね。Rejetさんが連れていらっしゃる原画家さんやキャストさんがとにかく豪華で、岩崎さんのクリエイターを見る目と、これまで構築されてきた関係値の高さに、とにかく感服いたしました。

岩崎さん:
私達が立案した企画の『一血卍傑』を、大きなプロジェクトとして立ち上げて頂いた点、クリエイター冥利に尽きます。
その際にお世話になったDMM.comOVERRIDEの梨木社長にお話を聞いて頂いたのが、今回のきっかけとも言えます。

出資を受けるまでの経緯をお聞かせください。

岩崎さん:
『一血卍傑』の海外のライセンスアウトの際に、DMM GAMESの皆様と一緒に北京に出張に行ったことがありましてですね。

そこでさらに出資を受けたいと思う決め手が?

岩崎さん:
はい、その際に今後は日本市場だけではなく「海外に向けて」というお話をさせていただく機会があり、意気投合いたしまして。
トップの方が「世界に広げていく」という共通するビジョンを持っておられる点から、ともに業務を取り組めるなと確信いたしました。
しかも同時にDMM GAMESさんは国内プラットフォームとしては最大手ですので、当社とのシナジーは非常に高いと考えたのも決め手の一つとなっておりますね。

信頼関係が厚いようですがDMM GAMESにとって、Rejetの魅力とは何でしょう?

日下部さん:
DIABOLIK LOVERSをはじめ、強固な女性ファン層をお持ちでいらっしゃり、女性向けIPの創出ではまだまだ発展途上の弊社にとって大きな助っ人になってくださると感じた部分ですね。
またイベントやグッズ制作の優れたノウハウも当社が切に求めているものです。

他に負けないスピード感と安定した決断・判断力

RejetにとってのDMM GAMESの強みとは?

岩崎さん:
決断力が早い、の一言に尽きますね。
ビジネスにおいて重要な決断力、そのスピードの速さについては舌を巻きました。
機会を損失しない速度感については、まさに見習うべき点が多く我々も勉強させて頂きました。

スピード感についてお話にあがりましたね?

日下部さん:
当社としてもRejetさんから「一緒にやっていきましょう」というお話をいただいた時は、千載一遇の思いでしたよ。
『一血卍傑』の協業でお互いをよく分かっていたこともスピード決断の決め手だったと思います。

では両社の信頼感あってこその素早い決断とも言えますね。

日下部さん:
はい。デューデリから出資金の払込みまでは約1ヵ月半でしたが、大筋合意までは一週間もかからなかったと記憶しています。

岩崎さん:
そうですね。デューデリにおいても、資料請求の正確性や取捨選択がとにかく早く驚きました。 日下部さんの判断力も素晴らしく、当社の経営企画室も驚いていましたよ。

今後の展望、そして企業へ向けて

出資を決めて、今後の互いへの期待感はいかがでしょう?

日下部さん:
企画を0から起ち上げるということでは、弊社もまだノウハウが確立しているとは言い難いです。
企画分野に特に強みを持つRejetさんと一緒にやらせていただくことで、企画や開発、パブリッシングや運営まで、一気通貫したプロジェクトのモデルケースを作っていけるのではないかと期待しています。

岩崎さん:
そうですね。これからまさに0→1を行うタイミングです。 DMM GAMESさんからは「マーケティングと一緒に企画を立案していく」というお題を頂いていますので、早速マーケティング部の皆様と懇親会を開き、同時にやり取りをはじめさせていただいています。

さすが、行動もスピード感溢れていますね!

岩崎さん:
非常にやりやすいです! こちら側が知りたい数字を的確に、わかりやすく表現してくださるので、そう言った面でも今後の展開について非常にワクワクしています。

では、出資を募る企業へのアドバイスなどお聞かせください。

岩崎さん:
選択と集中、とよく言われますが、まさに今の時代に当てはまる言葉だと思っています。
お客様は今やソーシャルの発達により、手の平の中でなんでも選べてしまう時代です。
私達Rejetは10年間女性向けのIP創出に携わってきて、国内企業の中でもそれに特化してる企業は非常に少ない。
そこが今回はプラットフォームとしてのDMM GAMESさんには魅力に映ったのだと思います。
企業として「自分たちにしかできないこと」を明確にして、お話をされるのが一番の近道だと思いますね。

「自分たちにしかできないこと」とのことですが、企業独自の魅力は強み?

日下部さん:
そうですね。出資を検討させていただく際にRejetさんのように、弊社にない、または弱い部分をお持ちでいらっしゃる企業様にはやはり大きな魅力を感じます。

出資をお願いするメリットは?

日下部さん:
DMM GAMES Venturesをお使いいただくメリットは、弊社のゲームプラットフォーム資産や開発・営業・マーケティング部門、ビジネスパートナーとの連携だけではございません。
DMM GAMES単独出資であるため、他の金融機関やVCの資金が入っているファンドと比較して、大勢の利害関係者の思惑が入らない、短期的なリターンのみを求められない、といったことも魅力として挙げられるかと存じます。

興味をお持ちの企業様はぜひお気軽にご連絡をいただければと存じます。どうぞお気軽にご相談ください。

企業概要
商号
Rejet株式会社
設立
2009年6月5日
資本金
900万円
本社所在地
東京都港区西新橋1-20-9
代表者
岩崎 大介
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